地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro

浅田次郎の原作を映画化した、ファンタジックな人間ドラマ。タイムスリップにより様々な時代に迷い込む主人公に堤真一。彼の父親を大沢たかおが演じている。
監督:篠原哲雄
キャスト:堤真一、岡本綾、大沢たかお、常磐貴子ほか

・ amazon : 地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro
・ amazon prime : 地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro
・ Hulu : 地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro
・ UNEXT : 地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro
・ Youtube : 地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro

地下鉄(メトロ)に乗って (2006) / Riding the Metro

小さなメーカーの営業マン・真次(堤真一)は、その日、父が倒れたという知らせを受ける。父とは高校卒業と同時に縁を切って以来会っていなかった。知らせを無視して家路に着こうとする真次は、今日が若くして死んだ兄の命日である事に気付く。父と兄に想いを馳せながら地下道を歩く真次。前を行く男が在りし日の兄に見え、思わず後を追って地下道を出ると、そこはいつもの街ではなく、東京オリンピックを控えた昭和39年の東京だった。不意に時空を超えてしまった真次はさらに、終戦直後の昭和21年の東京へと誘われる。熱気溢れる闇市にまぎれ込んだ真次は、アムール(大沢たかお)とその恋人・お時(常磐貴子)に出会う。生死の瀬戸際に置かれたこの世界で必死に道を開いて行く彼らの姿を見、真次は彼らと気持ちを一つにしていく。そんな折、真次はこの昭和21年の世界に居るはずの無い自分の恋人・みち子の姿を見つける。彼女も時空を超えて呼び寄せられたのだ。姿の見えない大きな存在に導かれるように旅を続ける真次は、ついに戦時下の昭和に行き着く。戦地に向かう兵士を乗せた銀座線。真次はそこに若き日のアムールの姿を見つける。彼の肩のタスキには「祝出征・小沼佐吉」の文字。彼は真次が忌み嫌い、縁を切った父親だったのだ。何故自分は昭和の世界に呼び戻されたのか。何故みち子も同じ旅路にあったのか。真次はこの時空の旅の真の意味を知る事になる。

関連記事

  1. 壬生義士伝 (2003) / When the Last Sword Is Drawn