直木賞作家・角田光代による同名恋愛小説を今泉力哉監督が映画化。28歳のOLテルコは仕事も友情もそっちのけで、片思いするマモルのことを最優先にしている。しかしマモルはテルコを都合のいい女としか見ておらず……。恋愛映画の旗手・今泉力哉監督が、おかしくて苦い一方通行の恋と向き合う。振り向いてもらえない相手を追いかけるテルコを岸井ゆきのが、彼女が片思いするマモルを成田凌が演じる。
監督:今泉力哉
出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、江口のりこ
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愛がなんだ (2018)のストーリー
28歳のOL山田テルコ(岸井ゆきの)は、猫背でやせ型のマモちゃんことマモル(成田凌)に一目惚れしてから5ヶ月間、自分の時間のすべてを彼に捧げてしまっている。仕事中であろうが真夜中であろうがマモちゃんからの電話にはすぐさま対応。呼び出されたらどこにいようと駆けつけ、平日デートに誘われれば仕事をすっぽかし、クビ寸前。親友にもあきれられている。それでも彼がいてくれたらこの上なく幸せではあるが、マモちゃんにとって彼女はただ都合のいい女でしかなかった。優しいが、少しでも踏み込もうとすると突如拒絶。テルコは今の関係を保つことに必死で、自分からは連絡せず、気持ちを伝えることもできない。朝方まで飲んでマモちゃんの部屋に泊まってから二人は急接近し、恋人に昇格できるのではと舞い上がるテルコ。頼まれてもいないのに家事などの世話を焼いた挙句、マモちゃんからの連絡が途絶えてしまう。それから3ヶ月後、マモちゃんから電話が入り、会いに行ったところ、マモちゃんの隣りには年上の女性すみれ(江口のりこ)がおり……。